ドラッグストアイメージマイボイスコムは2009年11月20日、ドラッグストアに関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、ドラッグストアに足を運ぶきっかけとしてもっとも多いのは「購入したい商品があって」で8割以上を超えていることが分かった。また、その次に来たきっかけとして「チラシが入っていたので」がついており、チラシの効用の大きさが確認できる内容となっている(【発表リリース】)。



今調査は2009年11月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万3808人。男女比は46対54で、有効回答数は30代33%・40代31%・50歳以上22%など。

今や100円ショップやスーパーなどと並び多くの場所で見かけるようになったドラッグストア。多種多様な商品を購入することができるが、それではなぜドラッグストアに足を運ぶのだろうか。ドラッグストアを利用する調査母体中97%の人に対し、最近来店したきっかけについて複数回答で尋ねたところ、もっとも多い理由としては「購入したい商品があって」がついた。8割以上の人が回答しており、「何か特定のものを買いたい」という目的意識を持った上で来店していることになる。

ドラッグストアに行くきっかけ(複数回答、行く人限定)
ドラッグストアに行くきっかけ(複数回答、行く人限定)

ウィンドウショッピング、いわば「特に目的はなく、なんとなく」「暇つぶし」は少数派。目的の店には何が置いてあり、何を買い求めるのかをはっきり認識した上で来店しており、来店者の「購入割合」は高いものと思われる。

また、注目したいのは第二位の「チラシが入っていたので」。【女性が気にする広告、一番なのは新聞に欠かせない……】【「チラシ」+「テレビ番組表」=「無料配布」……リクルートの「無料宅配サービス」をのぞき見る】などでも触れているが、新聞の折り込みチラシは特に女性の買い物時における情報源として重宝されており、新聞の内容物としてはテレビ欄と同レベルで重要なもの。

お店側としてもチラシは「是非とも来店し、商品を購入してほしい」という願いがあって配っているものであり、その効果が発揮されていることが確認できる。少なくともポイント・キャンペーンなどよりは効用が高い、ということだ。

上記リンクの、リクルート社が提供する「無料宅配サービス」や、いわゆる「電子チラシ」のように、最近ではチラシだけを入手できるサービスも普及しつつある。お店側も利用者も、チラシを有効に・ローコストで活用して、お互いがより高い便益を得てほしいものだ。



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