
今調査は2009年10月14日から10月29日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万3263人。男女比は54対46、年齢階層比は10代0.7%・20代8.9%・30代28.2%・40代32.2%・50代19.0%・60歳以上11.0%。子供のいる人は55.3%。
【妊婦の9割近くは「新型インフルエンザに不安」】などにもあるように、新型インフルエンザそのものに対する不安は子供がいる、しかもその年齢が幼いほど高く、妊婦では87.0%という値が出ている。

新型インフルエンザに対する不安度(末子の年齢別)(再録)
そこでその新型インフルエンザのワクチン(予防注射。治療薬では無い)について接種したいか否かを尋ねたところ、全体では16.1%の人が「接種したい」・24.1%の人が「やや接種したい」と答えていた。合わせて40.2%が接種派となる。

あなたご自身は、新型インフルエンザワクチンを接種したいと思いますか
逆に「あまり接種したくない」は33.4%・「全く接種したくない」は16.2%となり、合わせて49.6%が反接種派。世間全般においては、接種したくない人の方が多いということになる。
もっともこれを、各回答者の末子の年齢ごとに区分して見ると様子が違ってくる。

あなたご自身は、新型インフルエンザワクチンを接種したいと思いますか(末子年齢別)
妊婦は4人に3人が接種派。
子供がいないと3人に1人。 出産前(妊婦)の接種派は74.9%。それに対して子供がいない人では33.7%しかいない。実に2.2倍もの差があることが分かる。先の参照記事にもあるように、妊婦や幼児は新型インフルエンザに際しリスクが高い人と見なされていることもあり、親の立場にいる本人にとっても十分に注意する・必要性を感じているのが分かる。
一方で子供が学校に入ると安心したからか、接種派の数はグンと減り、その分反接種派が増えるようすがうかがえる。先の東京都の定点観測データ(【東京都におけるインフルエンザ報告数(2009年12月3日版)】)にもあるように、確かに感染率は9歳未満が一番高いものの、10代においても決して低くはないのに、どうしたことだろうか。ハイリスクと認定されていないから大丈夫、という認識なのかもしれない(【アメリカ疾病予防管理センターのガイドライン】によれば、ハイリスク者=感染すると重症化する恐れがある人、は5歳未満の小児・50歳以上の成人・妊娠中の女性・慢性肺疾患(喘息を含む)、高血圧を除く心血管疾患、腎、肝、血液、糖尿病を含む代謝性疾患のある小児及び成人、免疫が低下状態にある成人および小児など。詳細はリンク先を確認してほしい)。
新型インフルエンザのワクチンを接種する・しないは現時点では個々の判断に任されている。とはいえワクチンの接種は本人の感染を防止するためだけでなく、感染によって(低病原性でも)他人にうつしてしまう、そして医療機関の負担が重くなるのを防ぐ(ライフラインの維持)をも意図している。そのことをも留意して考えるべきだろう。
【妊婦の9割近くは「新型インフルエンザに不安」】などにもあるように、新型インフルエンザそのものに対する不安は子供がいる、しかもその年齢が幼いほど高く、妊婦では87.0%という値が出ている。

新型インフルエンザに対する不安度(末子の年齢別)(再録)
そこでその新型インフルエンザのワクチン(予防注射。治療薬では無い)について接種したいか否かを尋ねたところ、全体では16.1%の人が「接種したい」・24.1%の人が「やや接種したい」と答えていた。合わせて40.2%が接種派となる。

あなたご自身は、新型インフルエンザワクチンを接種したいと思いますか
逆に「あまり接種したくない」は33.4%・「全く接種したくない」は16.2%となり、合わせて49.6%が反接種派。世間全般においては、接種したくない人の方が多いということになる。
もっともこれを、各回答者の末子の年齢ごとに区分して見ると様子が違ってくる。

あなたご自身は、新型インフルエンザワクチンを接種したいと思いますか(末子年齢別)
子供がいないと3人に1人。
一方で子供が学校に入ると安心したからか、接種派の数はグンと減り、その分反接種派が増えるようすがうかがえる。先の東京都の定点観測データ(【東京都におけるインフルエンザ報告数(2009年12月3日版)】)にもあるように、確かに感染率は9歳未満が一番高いものの、10代においても決して低くはないのに、どうしたことだろうか。ハイリスクと認定されていないから大丈夫、という認識なのかもしれない(【アメリカ疾病予防管理センターのガイドライン】によれば、ハイリスク者=感染すると重症化する恐れがある人、は5歳未満の小児・50歳以上の成人・妊娠中の女性・慢性肺疾患(喘息を含む)、高血圧を除く心血管疾患、腎、肝、血液、糖尿病を含む代謝性疾患のある小児及び成人、免疫が低下状態にある成人および小児など。詳細はリンク先を確認してほしい)。
新型インフルエンザのワクチンを接種する・しないは現時点では個々の判断に任されている。とはいえワクチンの接種は本人の感染を防止するためだけでなく、感染によって(低病原性でも)他人にうつしてしまう、そして医療機関の負担が重くなるのを防ぐ(ライフラインの維持)をも意図している。そのことをも留意して考えるべきだろう。
スポンサードリンク