
「公式のデータ」も色々なものが用意されているが、今回は先の記事で提示した2件、すなわち【医薬品・医療機器等安全性情報No.261、PDF】と【厚生労働省のQ&A(PDF)】を活用する。要は公開情報の再構築に過ぎない。なお最近では「副作用」のことを「副反応」と表現することもあるが、これはほぼ同じことを意味するのでご注意を。
まずは季節性インフルエンザのデータについて。これは具体的に経年データがあるので、グラフ化した方が早いだろう。

過去5年間の季節性インフルエンザワクチンの推定使用量、副作用報告数及び副作用報告確率

2008年度の季節性インフルエンザワクチンによる副作用の可能性がある死亡症例及び後遺症症例
1枚目のグラフのうち、使用量は単位が「万」、報告数は単純な数であることに注意してほしい。確率的にいえば副作用報告率は2008年度で0.00049%。約20万本接種して1症例の割合となる。
続いて新型インフルエンザのワクチンについて。厚生労働省のQ&Aでは次のように言及されている(2009年11月17日時点)。
実際、日本医師会などで報告されている、新型インフルエンザのワクチンによるものと思われる副作用も、上記にあるように「季節性インフルエンザのワクチンによる副作用」とほぼ同じであることが報告されている。
また、【日本医師会のサイトにも掲載されている、厚生労働省の発表資料「新型インフルエンザワクチンの接種後副反応報告及び推定接種者数について」(PDF)】を元に、季節性インフルエンザと同じような形でグラフを作ったのが次の図。

新型インフルエンザワクチンの推定使用量、副作用報告数及び副作用報告確率
季節性インフルエンザと比べて確率が高いものとなっている。これはグラフ中にも記しているように、季節性インフルのワクチンについては自発的報告なのに対し、新型インフルのワクチンは各種マニュアルに基づいて積極的に報告を求めているのが、その大きな理由となる。
今後逐次データは報告・蓄積され、それに従って各種公開資料も更新されていく。関連公式サイトを元に、常に最新の情報に留意してほしい。
まずは季節性インフルエンザのデータについて。これは具体的に経年データがあるので、グラフ化した方が早いだろう。

過去5年間の季節性インフルエンザワクチンの推定使用量、副作用報告数及び副作用報告確率

2008年度の季節性インフルエンザワクチンによる副作用の可能性がある死亡症例及び後遺症症例
1枚目のグラフのうち、使用量は単位が「万」、報告数は単純な数であることに注意してほしい。確率的にいえば副作用報告率は2008年度で0.00049%。約20万本接種して1症例の割合となる。
続いて新型インフルエンザのワクチンについて。厚生労働省のQ&Aでは次のように言及されている(2009年11月17日時点)。
季節性インフルエンザワクチンの場合、比較的頻度が高い副反応としては、接種した部位(局所)の発赤(赤み)・腫脹(腫れ)、疼痛(痛み)などがあげられます。また、全身性の反応としては、発熱、頭痛、悪寒(寒気)、倦怠感(だるさ)などが見られます。さらに、まれに、ワクチンに対するアレルギー反応(発疹、じんましん、発赤(赤み)、掻痒感(かゆみ))が見られることがあります。
接種局所の発赤(赤み)、腫脹(腫れ)、疼痛(痛み)は、接種を受けられた方の10-20%に起こりますが、通常2-3日で消失します。全身性の反応は、接種を受けられた方の5-10%にみられ、通常2-3日で消失します。
その他に、非常に重い副反応(副作用)の報告がまれにありますが、ワクチン接種との因果関係は必ずしも明らかではありません。
今回の新型インフルエンザワクチンも程度の問題はありますが、同様の副反応が予想されます。実際の副反応については、報告に基づき順次公表します。
接種局所の発赤(赤み)、腫脹(腫れ)、疼痛(痛み)は、接種を受けられた方の10-20%に起こりますが、通常2-3日で消失します。全身性の反応は、接種を受けられた方の5-10%にみられ、通常2-3日で消失します。
その他に、非常に重い副反応(副作用)の報告がまれにありますが、ワクチン接種との因果関係は必ずしも明らかではありません。
今回の新型インフルエンザワクチンも程度の問題はありますが、同様の副反応が予想されます。実際の副反応については、報告に基づき順次公表します。
実際、日本医師会などで報告されている、新型インフルエンザのワクチンによるものと思われる副作用も、上記にあるように「季節性インフルエンザのワクチンによる副作用」とほぼ同じであることが報告されている。
また、【日本医師会のサイトにも掲載されている、厚生労働省の発表資料「新型インフルエンザワクチンの接種後副反応報告及び推定接種者数について」(PDF)】を元に、季節性インフルエンザと同じような形でグラフを作ったのが次の図。

新型インフルエンザワクチンの推定使用量、副作用報告数及び副作用報告確率
季節性インフルエンザと比べて確率が高いものとなっている。これはグラフ中にも記しているように、季節性インフルのワクチンについては自発的報告なのに対し、新型インフルのワクチンは各種マニュアルに基づいて積極的に報告を求めているのが、その大きな理由となる。
今後逐次データは報告・蓄積され、それに従って各種公開資料も更新されていく。関連公式サイトを元に、常に最新の情報に留意してほしい。
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