「パブロン」イメージマイボイスコムは2010年1月19日、風邪薬の利用に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、市販の風邪薬で一番利用されているブランド名は「パブロン」であることが分かった。約4分の1の人が「よく利用する」と答えている。一方で「市販の風邪薬は使わない」とする人も21.0%に達していた(【発表リリース】)。



今調査は2010年1月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万2751人。男女比は46対54で、年齢階層比は10代1%・20代13%・30代33%・40代32%・50歳以上21%。

風邪の症状を覚え、風邪薬が必要だと判断した時の選択肢としては、市販の風邪薬を買う場合と病院で診察を受けて処方してもらう場合の2通りが考えられる。どちらを選ぶか、あるいは薬に頼らないか否かは個人の自由だが、「市販の風邪薬」で対処するとしたら、どのブランドを買い求めるだろうか。トップには【大正製薬(4535)】のパブロンシリーズがついた。24.3%と、全体の約4分の1の人が「よく利用する」と答えている。

↑ 次のうち、あなたがよく利用する市販のカゼ薬のブランドをお聞かせください(単一回答)
↑ 次のうち、あなたがよく利用する市販のカゼ薬のブランドをお聞かせください(単一回答)

第二位はトップから10ポイントほど下がるが、第一三共ヘルスケアの「ルル」。あの石川遼選手の宣伝でもおなじみの、オレンジと青のパッケージが印象的な風邪薬。以下「ベンザブロック」「エスタック」「コンタック」など、新聞や雑誌、テレビなどで何度となく見聞きした風邪薬が並ぶ。しかしトップの「パブロン」「ルル」以外は横並び感が強い。

一方で「市販の風邪薬は利用しない」という人も21.0%にのぼっている。これも項目としてカウントするのなら、「パブロン」に続く第二位、ということになる。「風邪は栄養をとって安静にして睡眠をしっかりとればオッケー!」という人、あるいは「大事をとってお医者さんに診てもらってお薬を処方してもらいます」という人が意外に多い。



市販の風邪薬を使う・使わないは個人の判断次第。使う場合は自分の症状に合致したもの・そして相性の良いものを使うにこしたことはない。「有名だから」という理由だけで自分の風邪の症状にあまり合わないものを口にしても、効果はあまり期待できない。

もちろん、薬の服用を判断しなければならないような風邪を引かないのが一番。だが身体の調子はすべて自分自身でコントロールできるわけではない。常備薬の一つとして、目薬や解熱鎮痛剤と共に、風邪薬を用意しておいて損はないはずだ。


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