
今調査は全国の医療施設を利用する患者について、受療の状況や受けた医療に対する満足度等を調査することにより、患者の医療に対する認識や行動を明らかにし、今後の医療行政の基礎資料を得ることを目的に行われたもの。調査期間は2008年10月21日から23日の3日間。調査方法は調査票の配布と回収(一部郵送による提出あり)。有効回答数は15万4185件、うち外来患者は10万0946人、入院患者は5万3239人。
病院への通院(外来患者として)で一番の苦行は、ある意味診察などよりも「診察前の待ち時間」にあるかもしれない。待合室・待合場所で周囲にいる人のほとんどは、何らかの疾病を負っている人。興味深く耳を傾けるなど好奇心を働かせられれば良いのだが、時として「マイナスパワー」に巻き込まれ、自分の心境まで落ち込んでしまう。何より現在では、携帯電話などデジタル系のアイテムが長時間使えないのは辛い話。
そこで病院の種類別に、外来患者の診察前の待ち時間(予約した場合は予約した時刻からの待ち時間)について尋ねたところ、全体では24.7%が「30分-1時間」、23.7%が「15-30分」と回答。15分-1時間がボリュームゾーンという結果が出た。

↑ 病院の種類別にみた外来患者の診察前の待ち時間
実際には病院の混雑具合や担当専門医の多忙さ、検査の状況などで大きく違いが生じるものだが、平均的に見るとこんな感じだろうという回答。「15分未満」の項目が24.9%に達しているなど、やはり小病院の待ち時間の少なさが目に留まる。一方大病院では「3時間以上」が2.4%もいることなどをはじめ、やはり長い時間待たされる状況が容易に想像できる。
そこで各時間区分を中央値で概算、「3時間以上」は3時間45分と仮に設定した上で平均値を算出したのが次のグラフ。あくまでも他の属性の病院と比較するための概算平均値でしかないが、規模が大きくなるほど待ち時間も長くなる傾向が確認できる。

↑ 病院の種類別にみた外来患者の診察前の待ち時間(概算平均値、分)
規模が大きくなればお医者さんの数も増えるしシステムも合理化されるので、待ち時間は短くなるように思えるかもしれない。しかし数の増加分以上にやるべきことも増えるし、信頼も集まることで外来患者の数も増加する。結果として大病院になるほど待ち時間も長くなるのは、ある程度は仕方ない。携帯ゲーム機で遊んでも良いが、音はオフに。そしてデジタル系のアイテム利用を禁止している場所でなら、文庫本などを持ち込み、自分の名前が呼ばれるまでじっと待ち続けるのが、賢い待ち時間の過ごし方といえよう。
病院への通院(外来患者として)で一番の苦行は、ある意味診察などよりも「診察前の待ち時間」にあるかもしれない。待合室・待合場所で周囲にいる人のほとんどは、何らかの疾病を負っている人。興味深く耳を傾けるなど好奇心を働かせられれば良いのだが、時として「マイナスパワー」に巻き込まれ、自分の心境まで落ち込んでしまう。何より現在では、携帯電話などデジタル系のアイテムが長時間使えないのは辛い話。
そこで病院の種類別に、外来患者の診察前の待ち時間(予約した場合は予約した時刻からの待ち時間)について尋ねたところ、全体では24.7%が「30分-1時間」、23.7%が「15-30分」と回答。15分-1時間がボリュームゾーンという結果が出た。

↑ 病院の種類別にみた外来患者の診察前の待ち時間
実際には病院の混雑具合や担当専門医の多忙さ、検査の状況などで大きく違いが生じるものだが、平均的に見るとこんな感じだろうという回答。「15分未満」の項目が24.9%に達しているなど、やはり小病院の待ち時間の少なさが目に留まる。一方大病院では「3時間以上」が2.4%もいることなどをはじめ、やはり長い時間待たされる状況が容易に想像できる。
そこで各時間区分を中央値で概算、「3時間以上」は3時間45分と仮に設定した上で平均値を算出したのが次のグラフ。あくまでも他の属性の病院と比較するための概算平均値でしかないが、規模が大きくなるほど待ち時間も長くなる傾向が確認できる。

↑ 病院の種類別にみた外来患者の診察前の待ち時間(概算平均値、分)

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