
ムヒの語源は「唯一無比」「天下無比」らしいです。
というお話をある方からURL付きでいただいた。そのURLを見てみると、ムヒの販売元【池田模範堂「ムヒの歴史……商品・販促品・広告の歴史」】のページ。そこには次のように書かれてあった。
ムヒは無比
「比べるものがないほどすぐれた効き目」の商品という意味を込めてつけられた名前です。「唯一無比」、「天下無比」が語源です。
「比べるものがないほどすぐれた効き目」の商品という意味を込めてつけられた名前です。「唯一無比」、「天下無比」が語源です。
……。つまり、誤変換の「無比」はそのまま「ムヒ」の由来、語源で間違い無かったわけだ。確かに類似商品が出ているものの、現在では軟膏状のものをはじめ、スプレータイプ、パッチタイプ、さらにはアンパンマンやハローキティとのコラボ商品もあわせ、「ムヒ」は虫さされ関連の薬としては「無比」な知名度・効用を誇っている。名前に偽りなし、とはまさにこのことだ(「虫さされにはキンカン」の「キンカン」もあるが、ムヒと比べると普及度はちょっとだけ遅れを取っている感はある)。
もちろん由来を知ったからといってかゆみが止まるまでのスピードが上がるわけでは無く、半分の量で同じ効用が得られるわけでもない。しかし単に「ムヒ」という商品を知っているだけよりは、その由来を知った上で使っている方が、何となく得をした気分になれるのは当方だろうか。
ちなみにこのやりとりをしたあと、別の方から「昔は無比膏という表記だった」という意見をいただいた。これについてはやはり池田模範堂の【会社案内ページ】などに記載があるが、国内流通用では無く東南アジア向け用の表記とのこと。「『無比膏(MOPIKO)』ブランドはかゆみ止めナンバーワンブランドになっています」との表記にあるように、日本国外でも「ムヒ」は「無比」なる力を発揮しているようだ。
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