眼鏡マイボイスコムは2010年12月27日、コンタクトレンズの使用に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、コンタクトレンズも眼鏡も使用していない裸眼状態の人は3割近くに過ぎないことが分かった。眼鏡とコンタクトレンズの併用が3割近く、眼鏡だけの人が4割強に達している(【発表リリース】)。



今調査は2010年12月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万2449人。男女比は47対53で、年齢階層比は10代2%・20代11%・30代30%・40代31%・50歳以上26%。

調査母体において視力矯正を目的として(つまりファッションのみでの使用では無く)眼鏡やコンタクトレンズを使っている人は72.5%。ほぼ4人に3人は眼鏡・コンタクト利用者ということになる。

↑ 視力矯正を目的とした眼鏡・コンタクトレンズを使用してるか
↑ 視力矯正を目的とした眼鏡・コンタクトレンズを使用してるか

視力矯正を目的とした眼鏡利用者の多さに驚く人も少なくないだろうが、【別機関の調査結果】でも類似の結果が出ていること、今調査が成人を対象にしていることも考えれば、別段驚くべきものでもないことが理解できる。ただしリリースコメントによれば、女性や20・30代の利用者が多いとあり、やや気になる動きを確認できる。

回答項目の中に「コンタクトレンズと眼鏡の併用」があるが、それぞれの利用頻度はどのくらいだろうか。

↑ コンタクトと眼鏡、主に使っているのはどちらか(併用者限定)
↑ コンタクトと眼鏡、主に使っているのはどちらか(併用者限定)

やや「コンタクト主流派」が多い。ただ、全体では「コンタクトだけの利用者」が2.3%・「眼鏡だけの利用者」が42.1%であることを考えると、全体的には眼鏡の利用者が多いことには違いない(概算的には1対2.5-2.6くらいで眼鏡利用者が多い)。

ちなみに子供の視力についてだが、【文部科学省の学校保健統計調査】によれば、直近の2010年においては視力0.7未満の人の割合は、

幼稚園……6.60%
小学校……19.04%
中学校……40.66%
高等学校……42.65%

となっている。小学から中学にかけて、そして大学の過程で大幅な視力の低下が想定できるが、やはり目を酷使する状況が増えたことによる結果なのだろう。



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