時間アサヒ飲料は2011年1月13日、花粉症への意識・対策に関する実態調査の結果を発表した。それによると花粉症を自覚している調査母体においては、花粉症の症状について睡眠前後につらさを感じる人が多いことが分かった。また午前中は朝食時以降次第に状況の悪化がみられ、職場や学校にいる午前中にピークを迎える傾向にあることも確認できる(【発表リリース、PDF】)。



今調査は花粉症と自覚している20-50代の男女1600人を対象に行われたもので、有効回答数は1600人。調査方法、年齢階層、男女比は非公開だが、男女1対1、20-50代の10年区切りで均等割り当てであるようすが調査結果から推定できる。

花粉症を自覚している調査母体に対し、どのようなシーンでそのつらさを覚えるのか、1日の行動を時系列的に並べ、順に該当するシーンにはすべて回答してもらったのが次のグラフ。もっともつらいのは「朝起きてすぐ」で、44.0%が同意を示している。

↑ 花粉症症状がつらいシーン(複数回答)
↑ 花粉症症状がつらいシーン(複数回答)

次いで「つらい」シーンは「職場・学校に居る時(午前中)」で33.9%。それに続く形で「寝ている時」「寝る前」がそれぞれ30.4%・28.1%と高い値を示している。グラフ中にも記してあるが、「睡眠時間前後」、そして「登校・出社後の午前中」が花粉症警戒時間といえる。

「寝るな」「起きるな」「出勤・登校するな」というのはさすがに無理がある。とはいえ、花粉症の症状が発生しやすいと思われる時間帯が特定できれば、あらかじめその前に手を打つ(対策を施す)ことで、症状の発生を防止したり、症状を最小限に抑えることはできる。特に朝起きたあとの「じわじわ上昇タイム」では、早め早めに手を打つことで、本来ならば一番効率的な時間のはずの午前中を、花粉症で無駄に過ごす・効率を下げてしまうリスクを減らせそうだ。


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