
今調査は2010年12月21日から27日にかけて20-69歳の男女に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は1対1、年齢階層は20代から60代まで10歳区切りで均等割り当て。
【日本人の「3人に2人が『がん』になる」「2人に1人が『がん』で亡くなる」・がんの2015年問題とは】や【「日本人の死因トップはがん、中でも肺がんが多い」知らない人は6割】などにもあるように、統計上でも「がん」は身近な病気。今調査母体でも6割近くの人が「自分もがんを発症する可能性がある」と認識している。

↑ 将来自分ががんになる可能性(再録)
それでは実際に、自分ががんを発症していることが確認できた場合、どのような治療を希望しているのだろうか。具体的な治療名では無く、どのような方法で治療法を選ぶのかについて聞いた結果が次のグラフ。全体では「かかりつけの医師・担当医がすすめる治療を受ける」がもっとも多く、44.1%に達していた。「餅は餅屋」ということだろう。

↑ がんになった場合の対応(複数回答)
全体的な治療法選択の順位は「かかりつけの医師」「自分で良いと思うもの」「先端治療(先進医療)」「家族・友達のすすめるもの」の順。しかし男女別で見ると男性が「かかりつけの医師」「自分で良いと思うもの」「先端医療」なのに対し、女性はトップに「自分で良いと思うもの」がつき、次いで「かかりつけの医師」が入っている(「先端治療」「家族・友達のすすめるもの」は同位)。男性と比べ女性の方が、がん治療の選択肢に関して医師への信頼度が低いということなのだろうか。とりわけ「乳がん」周りの報道が、このような状況を後押ししていると考えられる。
また男性は「費用がかかっても先端医療を受ける」の割合が女性よりも高い。【先進医療の概要について(厚生労働省)】にもあるように、先進医療を受けた場合には大きな経済的負担がかかる。それでも治療への積極姿勢を見せているのは、やはり就労に対する心配が大きいからに他ならない。

↑ がんになった場合に心配する事(複数回答)(再録)
状況は千差万別で、さらに患者本人のQOL(生活の質)の問題もあり、どの治療法がベストなのかは一概に判断することは不可能。専門家の意見を尊重した上で、最終的には自分の意志で決めるのがもっとも無難な気がする。他方、5%近くの人は「治療を希望しない」と回答しており、これはこれで気になるところではある。
【日本人の「3人に2人が『がん』になる」「2人に1人が『がん』で亡くなる」・がんの2015年問題とは】や【「日本人の死因トップはがん、中でも肺がんが多い」知らない人は6割】などにもあるように、統計上でも「がん」は身近な病気。今調査母体でも6割近くの人が「自分もがんを発症する可能性がある」と認識している。

↑ 将来自分ががんになる可能性(再録)
それでは実際に、自分ががんを発症していることが確認できた場合、どのような治療を希望しているのだろうか。具体的な治療名では無く、どのような方法で治療法を選ぶのかについて聞いた結果が次のグラフ。全体では「かかりつけの医師・担当医がすすめる治療を受ける」がもっとも多く、44.1%に達していた。「餅は餅屋」ということだろう。

↑ がんになった場合の対応(複数回答)
全体的な治療法選択の順位は「かかりつけの医師」「自分で良いと思うもの」「先端治療(先進医療)」「家族・友達のすすめるもの」の順。しかし男女別で見ると男性が「かかりつけの医師」「自分で良いと思うもの」「先端医療」なのに対し、女性はトップに「自分で良いと思うもの」がつき、次いで「かかりつけの医師」が入っている(「先端治療」「家族・友達のすすめるもの」は同位)。男性と比べ女性の方が、がん治療の選択肢に関して医師への信頼度が低いということなのだろうか。とりわけ「乳がん」周りの報道が、このような状況を後押ししていると考えられる。
また男性は「費用がかかっても先端医療を受ける」の割合が女性よりも高い。【先進医療の概要について(厚生労働省)】にもあるように、先進医療を受けた場合には大きな経済的負担がかかる。それでも治療への積極姿勢を見せているのは、やはり就労に対する心配が大きいからに他ならない。

↑ がんになった場合に心配する事(複数回答)(再録)
状況は千差万別で、さらに患者本人のQOL(生活の質)の問題もあり、どの治療法がベストなのかは一概に判断することは不可能。専門家の意見を尊重した上で、最終的には自分の意志で決めるのがもっとも無難な気がする。他方、5%近くの人は「治療を希望しない」と回答しており、これはこれで気になるところではある。
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