電車内不快感持田製薬グループの持田ヘルスケアは2011年4月1日、髪や頭皮に関する意識調査結果を発表した。それによると調査母体においては、他人の髪や頭皮で一番不快に思ったこととして多くの人が挙げたのは「頭皮の臭い」「フケ」「べたつき(脂)」だった。そしてそれらの「他人の頭の不快さ」は、多数の人が「電車やバスで居合わせた時」に感じると回答していた。通勤・通学時には改めて留意が求められよう(【同社公式ページ】)。



今調査は2009年7月17日から20日にかけてインターネット経由で20-69歳の男女に対して行われたもので、有効回答数は1030人。男女比は1対1、年齢階層比は20代-60代まで10歳区切りで均等割り当て。

自分自身では無く、他人の髪や頭皮について不快に思うこととしては、「頭皮の臭い」とする人がもっとも多く、次いで「フケ」「べたつき(脂)」の順となっている。この3項目が「他人から見た不快感を覚える要素」であり、逆にいえば「髪や頭皮の手入れの際に(他人の目に気を配るのなら)気をつけねばならない事柄」といえる。

↑ 他人の髪や頭皮について最も不快に思ったこと
↑ 他人の髪や頭皮について最も不快に思ったこと(再録)

それではそれら「他人の髪や頭皮について最も不快に思った」事柄は、どのような場面で遭遇しただろうか。他人の髪や頭皮のことが気になる場面など、さほど多くはないように思えるが、指摘されると「なるほど」とうなづけるものばかり。

↑ 他人の髪や頭皮について最も不快に思ったのはどんな時か(自由回答、上位5位)
↑ 他人の髪や頭皮について最も不快に思ったのはどんな時か(自由回答、上位5位)

電車内では不特定多数の人が狭い空間に同居する。しかも立っている場合も座っている時も、ほぼ頭の高さが一致する形となる。当然、他人の髪や頭皮も気にしやすくなる。第2位の「そういう人が隣りや目の前にいる時」・第3位の「人混みの中にいる時」は電車に限らないが、電車の中ではそれらの条件も合致しやすく(例えば満員電車を想像しよう)、「遭遇」してしまいがちなのも理解ができる。

また上位陣の値をよく見れば分かるように、いずれの項目も男性より女性の方が気にしやすい傾向がある。不特定多数、自分の知らない相手でも、「女性にしかめっ面をされたくない」と考えている男性なら、特に髪や頭皮の身だしなみはしっかりとこなしておこう。