
今調査は2011年10月15日から17日にかけて、携帯電話を用いたインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。40-59歳の男女限定とし、男女比は1対1、年齢階層比は40代・50代で1対1。調査実施機関はネットエイジア。
今調査母体では直近1年間で健康診断を受けた人は2/3強に達している。

↑ 社会人になってから健康診断を受診しているか(再録)
それらの人達に、その「直近1年間で受診した内容」のうち、胃回りの検査について聞いた結果が次のグラフ。バリウム検査と胃カメラ検査が有名だが、その両者において、受診率ははるかにバリウム検査の方が上だった。

↑ 直近1年間の健康診断で受けた胃回りの検査(直近1年間に健康診断を受けた人限定)
個人的(不破本人)な話としてなら、胃カメラの抵抗感は強いため、「どちらか一つを選択しなさい」と言われれば「バリウム検査」を選んでしまう。しかしそれぞれの検査にはそれぞれ長所短所があり、胃部の検診という観点ではお互いを補完し合う立ち位置にある(たとえば【検査の基本! 胃カメラかバリウムか……(All About)】参照)。そこでその長短所を説明した上で、調査母体全員(直近1年で健康診断を受けなかった人も含む)にどちらを選ぶかを聞いた結果が次のグラフ。

↑ バリウム検査と胃カメラ検査のどちらを希望するか
「強く望む率」、そして「どちらかと言えば」も含めた「全体的支持率」双方において「胃カメラ」が優勢という結果が出た。自分の身体のトラブルが気になりだす40-50代という調査母体だからこそ、この結果に落ち着いたともいえるが、同時に胃カメラ検査・バリウム検査の実情の公知不足も考えねばなるまい。
最近では技術も進歩し、苦痛が少なくて済む胃カメラ検査の方法も多数生み出されている。バリウム検査とのバランス、善し悪しをよく検討し、必要と判断したら積極的に検査に望んで欲しいものだ。
■関連記事:
【がん検診の動向(2010年分反映版)】
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「強く望む率」、そして「どちらかと言えば」も含めた「全体的支持率」双方において「胃カメラ」が優勢という結果が出た。自分の身体のトラブルが気になりだす40-50代という調査母体だからこそ、この結果に落ち着いたともいえるが、同時に胃カメラ検査・バリウム検査の実情の公知不足も考えねばなるまい。
最近では技術も進歩し、苦痛が少なくて済む胃カメラ検査の方法も多数生み出されている。バリウム検査とのバランス、善し悪しをよく検討し、必要と判断したら積極的に検査に望んで欲しいものだ。
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