
今調査の最新版は2012年11月15日から18日にかけて米国内に居住する18歳以上の無作為抽出(RDD方式)にて選出された男女に電話による音声通話(英語とスペイン語)で実施されている。有効回答数は1015人(男性515人・女性500人)。かけた先の電話の種類は固定電話・携帯電話で6対4の割合。2010年3月の米国における国勢調査に基づいたウェイトバックがかけられている。
先に【アメリカ人が意識する理想体重と実体重】で解説したが、今調査対象母集団の理想体重は162ポンド(73.5キロ)、現体重は176ポンド(80.0キロ)となっている。また理想・現体重共に漸増する傾向にある。

↑ 平均体重と、平均「理想とする」体重(米、ポンド表記。1ポンド=約0.454キロ)(再録)
それでは個々に聞いた「理想体重」「現体重」を元に、単純に「理想体重より現体重が多ければ肥満傾向」「少なければ痩身傾向」とした場合、どれほどの人が「肥満傾向」に該当するのだろうか。それを算出したのが次のグラフ。全体では65%の人が「肥満傾向」との結果が出た。

↑ 自分の現時点の体重と理想体重との差異から算出した現状
「ちょうど良い」は16%、「痩身傾向」は13%。元資料を見ると1ポンドでも差異があれば「ちょうど良い」から除外されるので、「肥満傾向」区分の人にも「太めに見える、かも?」程度の人が多分にいるが(実際、「1-10ポンド上」の区分に居る人は、65%の人のうち約4割)、プラスには違いない。そして痩身判定を受けた人と比べると5倍にも達しているあたり、全体的に肥満傾向が浸透しているのが分かる。
男女別では女性の方が「肥満傾向」者率が高い。2011年では4ポイント、2012年では10ポイントもの差が出ている。「ちょうど良い」派はほとんど同じで、「痩身傾向」者の比率の違いも印象的。特に2012年の男性は、5人に1人が「痩身傾向」との結果が出ており、注目に値する。
一方で経年では2011年よりも2012年の方が多少ながら痩身化が進んでいるように思える。ただし女性は「肥満傾向」者率も増加しており、注意が必要。
回答者本人の「自分は痩せている」「太っている」との意識はともかく、理想体重・現体重の比較では2/3、男性6割・女性7割は「太り気味」にある。アメリカ全体としての肥満傾向を推し量る、一つの結果として覚えておく必要がある値といえよう。
■関連記事:
【アメリカの肥満状態(2011年分版)】
先に【アメリカ人が意識する理想体重と実体重】で解説したが、今調査対象母集団の理想体重は162ポンド(73.5キロ)、現体重は176ポンド(80.0キロ)となっている。また理想・現体重共に漸増する傾向にある。

↑ 平均体重と、平均「理想とする」体重(米、ポンド表記。1ポンド=約0.454キロ)(再録)
それでは個々に聞いた「理想体重」「現体重」を元に、単純に「理想体重より現体重が多ければ肥満傾向」「少なければ痩身傾向」とした場合、どれほどの人が「肥満傾向」に該当するのだろうか。それを算出したのが次のグラフ。全体では65%の人が「肥満傾向」との結果が出た。

↑ 自分の現時点の体重と理想体重との差異から算出した現状
「ちょうど良い」は16%、「痩身傾向」は13%。元資料を見ると1ポンドでも差異があれば「ちょうど良い」から除外されるので、「肥満傾向」区分の人にも「太めに見える、かも?」程度の人が多分にいるが(実際、「1-10ポンド上」の区分に居る人は、65%の人のうち約4割)、プラスには違いない。そして痩身判定を受けた人と比べると5倍にも達しているあたり、全体的に肥満傾向が浸透しているのが分かる。
男女別では女性の方が「肥満傾向」者率が高い。2011年では4ポイント、2012年では10ポイントもの差が出ている。「ちょうど良い」派はほとんど同じで、「痩身傾向」者の比率の違いも印象的。特に2012年の男性は、5人に1人が「痩身傾向」との結果が出ており、注目に値する。
一方で経年では2011年よりも2012年の方が多少ながら痩身化が進んでいるように思える。ただし女性は「肥満傾向」者率も増加しており、注意が必要。
回答者本人の「自分は痩せている」「太っている」との意識はともかく、理想体重・現体重の比較では2/3、男性6割・女性7割は「太り気味」にある。アメリカ全体としての肥満傾向を推し量る、一つの結果として覚えておく必要がある値といえよう。
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