
女性の方が歯みがき回数は多い
今調査は2013年5月24日から29日にかけてインターネット経由で10代から60代の男女に対して行われたもので、有効回答数は1200人。男女比、世代構成比(10歳区切り)は均等割り当て。
目覚めた後や食事後には欠かせない……はずの、日常生活に組み込まれている行動様式の歯みがき。一方で「歯みがきガム」が人気な点からも分かるように、出先や外食などで食事の後でも歯をみがけない場合も少なくない。あるいは「面倒だから」「時間が無くて」と、ついサボってしまう場合もある。
今件では歯みがきの頻度を尋ねているが、それによると毎日1回以上歯をみがく人は98.2%。食事回数を連動して聞いていないので「食事のたびに歯をみがくか否か」までは分からないが、「1日2回以上」が多数を占めており、多くの人が自宅で食事を取っているであろう朝食・夕食時に歯をみがいていることが推測される。

↑ 1日に何回歯をみがくか

↑ 1日に何回歯をみがくか(概算平均)
パッと見でも男性の方がみがく頻度が低いが、概算平均を出すと約0.3回/日ほど歯みがき回数が少ない。調査対象母集団要項には就業の有無は尋ねていないので、女性より男性の方が就業率が高く、会社にいる間の昼食、さらには帰宅の際に夕食を外で取るなどして、歯をみがく機会を逸してしまっている可能性がある(あるいは単に男性の方がズボラなのかもしれないが)。
中には「毎日はみがかない」、つまり1日中歯をみがいていない日もある、との人も1.8%居る。男性は3%、約33人に1人居るというから驚きだ。虫歯、そして口臭は気にならないのだろうか。
歯みがき時間の平均は?
一方、歯をみがくにしても、どの程度の時間を費やしているかも気になるもの。

↑ 1回の歯磨きの平均時間は(分)(1日1回以上歯をみがく人限定)

↑ 1回の歯磨きの平均時間は(分)(1日1回以上歯をみがく人限定)(概算平均)
1分未満の人は5.2%。3分未満で区切ると半数強。3-5分未満が1/3、残りは5分以上かけている。男女ではあまり差はないが、1分未満の人はやや女性の方が比率が高い。
そして平均すると歯みがき時間は3分半。秒数ならば210秒強ということになる。前歯から奥歯までくまなくブラッシングすれば、3分程度はあっという間に過ぎてしまう。逆に1分未満の人は「歯をみがいた」という行為、経験そのものが大事で、しっかりとみがけているか否かはあまり興味がないのかもしれない。
もちろん歯みがきをするにしても、いたずらに時間をかければ良いわけでは無く、正しいみがき方も大切。一方で効果的な、正しい歯のみがき方を学べる機会は多くないが、昨今ではインターネット経由で動画を用いて、その手法を学ぶことが出来る。

↑ ブラッシングの秘訣を解説した動画(歯ブラシの、動かし方は)
自分の歯のみがき方に自信が無い人、時間をかけているのに虫歯になりがちな人は、このような動画を用いて、正しいブラッシングをしているか否かを確認してみることをお勧めしたい。
■関連記事:
【100円玉1枚で出来る、歯みがき時間を守る方法】(2009年1月)
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