
今調査は2013年7月10日~14日にかけてアメリカ国内に住む18歳以上の成人に対し、乱数で選ばれた電話番号へ行った電話インタビュー(英語とスペイン語)の結果を集計したもので、有効回答数は2027人。2012年3月時点の国勢調査などの統計データに基づいたウェイトバックが行われている。
日本以上にアメリカではハンバーガーやピザのようなファストフードが好まれているという印象がある。それでは実際に、アメリカにおけるファストフードの利用性向はどのような状況なのか、今件調査ではその実態を知ることができる。
まずは利用頻度についてだが、「非利用」な人は4%のみ。年数回とする人は15%で、月数回の人は33%。週一以上で利用する人は47%に達している。

↑ イートインやドライブスルー、持ち帰りまで含め、ファストフード店をどれ位の頻度で利用しているか(アメリカ)
ギャラップ社では今回も含め、都合3回に渡り同項目の調査を行っている。その結果を併記したが、それを見る限り、ファストフードの利用性向はこの10年間でほとんど変化がないようだ。前回調査2006年と比べれば、やや利用頻度が落ちているようにも見えるが、2003年分と比べれば大きな違いはない。来年以降の調査結果を見ないと、中期的な変動とは判断できない。
昔も今も、アメリカ人の食生活上では欠かせない存在に見えるファストフードだが、栄養素の観点などをはじめ、身体にとって良い料理なのか否かという認識については、概して「あまり良くないもの」という意見が多数を占めている。これもまた、10年前から変わりは無い。

↑ ファストフード店の料理は自分(の健康)にとって良いものか否か(アメリカ)
「良い」とする人も2割強いるが、8割近くは「良くない」とする人で占められている。この項目はまだ2回分しか調査が行われておらず、中期的な変化について断じることは難しいが、少なくとも10年前と比べると「全く良くない」とする強い否定派が増えているのは確認できる。
身体に良くないと思う食品を、積極的に食べる人はあまりいない。ある程度の取捨選択、長所短所を天秤にかけた上での選択と思われる(費用対効果、時間の問題)。あるいは単に「身体には良くないけど、美味しいから」「分かっているけど、お財布事情が」という、シンプルな選択の結果なのかもしれない。
また、日本もアメリカほどではないが、ファストフードが生活の中に浸透しているともいえる。同じようなアンケートをとった場合、どのような結果が出るのだろうか。ファストフードの定義から始めねばならないが、興味深い話であり、類似調査が国内で行われた場合には是非とも精査したいものだ。
日本以上にアメリカではハンバーガーやピザのようなファストフードが好まれているという印象がある。それでは実際に、アメリカにおけるファストフードの利用性向はどのような状況なのか、今件調査ではその実態を知ることができる。
まずは利用頻度についてだが、「非利用」な人は4%のみ。年数回とする人は15%で、月数回の人は33%。週一以上で利用する人は47%に達している。

↑ イートインやドライブスルー、持ち帰りまで含め、ファストフード店をどれ位の頻度で利用しているか(アメリカ)
ギャラップ社では今回も含め、都合3回に渡り同項目の調査を行っている。その結果を併記したが、それを見る限り、ファストフードの利用性向はこの10年間でほとんど変化がないようだ。前回調査2006年と比べれば、やや利用頻度が落ちているようにも見えるが、2003年分と比べれば大きな違いはない。来年以降の調査結果を見ないと、中期的な変動とは判断できない。
昔も今も、アメリカ人の食生活上では欠かせない存在に見えるファストフードだが、栄養素の観点などをはじめ、身体にとって良い料理なのか否かという認識については、概して「あまり良くないもの」という意見が多数を占めている。これもまた、10年前から変わりは無い。

↑ ファストフード店の料理は自分(の健康)にとって良いものか否か(アメリカ)
「良い」とする人も2割強いるが、8割近くは「良くない」とする人で占められている。この項目はまだ2回分しか調査が行われておらず、中期的な変化について断じることは難しいが、少なくとも10年前と比べると「全く良くない」とする強い否定派が増えているのは確認できる。
身体に良くないと思う食品を、積極的に食べる人はあまりいない。ある程度の取捨選択、長所短所を天秤にかけた上での選択と思われる(費用対効果、時間の問題)。あるいは単に「身体には良くないけど、美味しいから」「分かっているけど、お財布事情が」という、シンプルな選択の結果なのかもしれない。
また、日本もアメリカほどではないが、ファストフードが生活の中に浸透しているともいえる。同じようなアンケートをとった場合、どのような結果が出るのだろうか。ファストフードの定義から始めねばならないが、興味深い話であり、類似調査が国内で行われた場合には是非とも精査したいものだ。
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