
今調査に関する調査要件などは先行記事の【働く女性のストレス感、原因は何かと尋ねたら…】を参考のこと。その記事でも解説したが、就労女性では99.4%の人が仕事やプライベート、家庭に絡むストレスを蓄積していた。そしてその多くは仕事を起因としている。

↑ 何がストレスの原因になっていると思うか(複数回答、ストレス認知者限定)
ストレスが溜まりすぎると日常生活における「たが」が外れ、突拍子もない行動に出る場合がある。ストレス過多で心身が病んでしまうのを防ぐための自衛行為の一種ともいえるが、周囲の人にはもちろん、自分自身にも普通では考えられないような行為の場合が多い。その「ストレス過多による、普段の自分ではありえない行動」の経験を述べてもらった結果が次のグラフ。

↑ ストレス過多によってとったことがある「普段の自分ではありえない」と思う行動(複数回答)
最上位は「暴飲暴食」。42.0%の人がストレスでのやけ食い・やけ飲みの経験があるとしている。似たような結果は以前別調査の精査【女性のストレス解消、後悔したものの最上位は「ドカ食い」・理由は…?】でも出ており、十分納得のいくものといえる。
次いで多いのは「衝動買い」で34.7%。女性は元々買い物好きでも知られているが、ストレスを起因とした、見方を変えればストレス発散のための買い物もその中には多分に含まれているのだろうか。
「暴言・失言」は27.9%、「彼氏・夫に八つ当たり」は20.5%。不機嫌な女性が起こし得る行動、描写では良くあるパターンで、ヒステリーの類と見られる場合も多々ある。また「八つ当たり」の対象としては「彼氏・夫」がもっとも多く、次いで「子供」「部下・後輩」とあり、それぞれの回答率にそれなりの差が出ているあたり、ストレス発散の相手においても明確な順序立てが出来ていることがうかがえる。
一方、殻にこもるタイプのストレス行動はさほど多くない。最上位が「部屋に引きこもる」で17.2%、「出社拒否」8.5%、「家出」6.8%、あえて言えば「育児放棄」1.7%も該当するだろうか。ただしこれらの行動は外部発散されることはないので、ストレス過多で起きる行動である一方、解消手段とは成りにくいのが問題といえる。何らかの具体的な打開策、対応策を第三者が打たないと、長期化する可能性が高い。
また「特になし」との回答も1/4近く見受けられる。暴走するほどの過度のストレスを溜めていないのか、溜めない性質なのか、あるいは我慢しているのか。今件調査だけでは分からない。仮に我慢しているだけだとしたら、少々危険ではある。
ちなみに最上位の「暴飲暴食」だが、類似調査の記事によれば、その行為で後悔した事象として「体重の激増」「疲れが胃腸に出る」などが挙げられている。これらがまたストレスの原因となってしまっては、「ストレス過多」「暴飲暴食」「体重激増」「体重が増えてストレス増加」「ストレス過多」と、堂々巡りになりかねない。ストレスによるやけ食いそのものは理解できなくもないが、くれぐれも飲み過ぎ、食べ過ぎには注意してほしいものだ。
■関連記事:
【仕事中のストレスを軽減させる5つのシンプルな方法】
【ストレスを解消させる30のシンプルなアドバイス】

↑ 何がストレスの原因になっていると思うか(複数回答、ストレス認知者限定)
ストレスが溜まりすぎると日常生活における「たが」が外れ、突拍子もない行動に出る場合がある。ストレス過多で心身が病んでしまうのを防ぐための自衛行為の一種ともいえるが、周囲の人にはもちろん、自分自身にも普通では考えられないような行為の場合が多い。その「ストレス過多による、普段の自分ではありえない行動」の経験を述べてもらった結果が次のグラフ。

↑ ストレス過多によってとったことがある「普段の自分ではありえない」と思う行動(複数回答)
最上位は「暴飲暴食」。42.0%の人がストレスでのやけ食い・やけ飲みの経験があるとしている。似たような結果は以前別調査の精査【女性のストレス解消、後悔したものの最上位は「ドカ食い」・理由は…?】でも出ており、十分納得のいくものといえる。
次いで多いのは「衝動買い」で34.7%。女性は元々買い物好きでも知られているが、ストレスを起因とした、見方を変えればストレス発散のための買い物もその中には多分に含まれているのだろうか。
「暴言・失言」は27.9%、「彼氏・夫に八つ当たり」は20.5%。不機嫌な女性が起こし得る行動、描写では良くあるパターンで、ヒステリーの類と見られる場合も多々ある。また「八つ当たり」の対象としては「彼氏・夫」がもっとも多く、次いで「子供」「部下・後輩」とあり、それぞれの回答率にそれなりの差が出ているあたり、ストレス発散の相手においても明確な順序立てが出来ていることがうかがえる。
一方、殻にこもるタイプのストレス行動はさほど多くない。最上位が「部屋に引きこもる」で17.2%、「出社拒否」8.5%、「家出」6.8%、あえて言えば「育児放棄」1.7%も該当するだろうか。ただしこれらの行動は外部発散されることはないので、ストレス過多で起きる行動である一方、解消手段とは成りにくいのが問題といえる。何らかの具体的な打開策、対応策を第三者が打たないと、長期化する可能性が高い。
また「特になし」との回答も1/4近く見受けられる。暴走するほどの過度のストレスを溜めていないのか、溜めない性質なのか、あるいは我慢しているのか。今件調査だけでは分からない。仮に我慢しているだけだとしたら、少々危険ではある。
ちなみに最上位の「暴飲暴食」だが、類似調査の記事によれば、その行為で後悔した事象として「体重の激増」「疲れが胃腸に出る」などが挙げられている。これらがまたストレスの原因となってしまっては、「ストレス過多」「暴飲暴食」「体重激増」「体重が増えてストレス増加」「ストレス過多」と、堂々巡りになりかねない。ストレスによるやけ食いそのものは理解できなくもないが、くれぐれも飲み過ぎ、食べ過ぎには注意してほしいものだ。
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