
今調査は2014年2月7日から14日にかけて猫を飼っている20歳以上の男女に対し、携帯電話を用いたインターネット経由で行ったもので、有効回答数は2000人。男女比は1対1、世代構成比は20代488人・30代639人・40代591人・50歳以上282人。調査機関はネットエイジア。
調査対象母集団に対して、自分の猫に健康診断を受けさせているかを聞いたところ、受けさせている人は54%、受けさせていない人は46%となり、半数程度しか健診させていないことが分かった。

↑ 愛猫に健康診断を受けさせているか
今調査では受けさせていない人にその理由を尋ねてはおらず、なぜ健診させていないかは不明。ただ人間自身の健診をする・しないの事由から連想すると、費用的な問題以外に面倒だから、飼い主が健康管理をしているから健診をするまでもない、などが思い浮かばれる。一方、健診を受けさせる人でも、定期健診派は2割足らず。4割近くは不定期の健診に留まっている。健康管理という観点では定期的な健診こそが欠かせないが、飼い主としてはあまり強い関心を持っていないようだ。
それでは健診にはどれほどの費用がかかるのか。定期健診をする人、健診はするが不定期の人、双方に区分して聞いた結果が次のグラフ。

↑ 愛猫の健康診断にかかる年間費用(健康診断を受けさせている人限定)
今件では飼い主側の愛猫の数は一切考慮していない。回答者が複数猫を飼っている場合もある。一匹毎ではなく、飼い猫全体という観点での調査のためである。全体的、定期・不定期区分でも最大回答項目は5000円から1万円未満が最多層、大まかな区切りで観ると1万5000円未満で8割を占めることになる。
定期・不定期区分では大きな違いはないが、高額項目での回答率がやや高く、5000円未満で不定期の回答率が高い。やはり不定期の方が診断頻度は低く、結果として費用も抑えられるようだ。特に4万円以上となると不定期では2.1%に留まるのに対し、定期では7.1%と3倍以上の値に登るのが印象的。
ちなみに概算で平均値を算出すると、全体では1万1000円、定期健診者は1万3000円、不定期では1万円近くとなり、約3000円/年の差が生じる。

↑ 愛猫の健康診断にかかる年間費用(健康診断を受けさせている人限定)(概算平均、円)
年間3000円の費用を高いと見るか安いと見るかは人それぞれだが、「不定期でも健診受けさせているのだから問題はないはず」という気構えでいるのなら仕方がない。しかし人間同様、定期的な健診をしてこそ、病気をはじめとした体のトラブルの早期発見につながることを考えれば、そして愛猫のことを心底思いやる気持ちがあるのなら、是非とも定期的な健診をお勧めししたい。
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↑ 愛猫に健康診断を受けさせているか
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それでは健診にはどれほどの費用がかかるのか。定期健診をする人、健診はするが不定期の人、双方に区分して聞いた結果が次のグラフ。

↑ 愛猫の健康診断にかかる年間費用(健康診断を受けさせている人限定)
今件では飼い主側の愛猫の数は一切考慮していない。回答者が複数猫を飼っている場合もある。一匹毎ではなく、飼い猫全体という観点での調査のためである。全体的、定期・不定期区分でも最大回答項目は5000円から1万円未満が最多層、大まかな区切りで観ると1万5000円未満で8割を占めることになる。
定期・不定期区分では大きな違いはないが、高額項目での回答率がやや高く、5000円未満で不定期の回答率が高い。やはり不定期の方が診断頻度は低く、結果として費用も抑えられるようだ。特に4万円以上となると不定期では2.1%に留まるのに対し、定期では7.1%と3倍以上の値に登るのが印象的。
ちなみに概算で平均値を算出すると、全体では1万1000円、定期健診者は1万3000円、不定期では1万円近くとなり、約3000円/年の差が生じる。

↑ 愛猫の健康診断にかかる年間費用(健康診断を受けさせている人限定)(概算平均、円)
年間3000円の費用を高いと見るか安いと見るかは人それぞれだが、「不定期でも健診受けさせているのだから問題はないはず」という気構えでいるのなら仕方がない。しかし人間同様、定期的な健診をしてこそ、病気をはじめとした体のトラブルの早期発見につながることを考えれば、そして愛猫のことを心底思いやる気持ちがあるのなら、是非とも定期的な健診をお勧めししたい。
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