
今調査の調査要件は先行記事【一日の平均歩数は男性6980歩・女性6030歩(最新)】を参照のこと。
直近調査となる2016年分の「国民健康・栄養調査」では現時点で結果の概要報告書のみが公開されているが、その報告書では男性成人の都道府県別喫煙率(厳密には習慣的に喫煙している人の割合)を知ることができる。女性に関しては「女性における現在習慣的に喫煙している者の割合は、誤差率が著しく高かったため、平成24年調査と同様、地域格差の把握には適さないと判断した」と説明されており、データは非公開のため、実情の精査はかなわない。元々女性は男性と比べて喫煙率が低く(2016年分では男性30.2%に対し女性8.2%)、その上都道府県別に仕切り分けすると各地域別の対象数がごくわずかなものとなり、統計上のぶれが大きくなってしまうからだろう。
ともあれ、すべての都道府県を網羅した、成人男性の喫煙率は次の通り。なお熊本県は2016年4月に発生した熊本地震の影響から、調査が行われていないために統計値も計上されていない。

↑ 現在習慣的に喫煙している者の割合(2016年、20歳以上、男性、年齢調整済み)
先行する「国民健康・栄養調査」に関する類似記事、野菜や塩分の摂取量ではそれなりに「パッと見」でも何らかの傾向を把握できるパターンはあったのだが、喫煙率では大雑把な地域別傾向は無いように見える。あえて言えば東京圏と大阪圏で他の場所よりもやや低めに見えるかも、という程度。

↑ 現在習慣的に喫煙している者の割合(2016年、20歳以上、男性、年齢調整済み)(上位10位)

↑ 現在習慣的に喫煙している者の割合(2016年、20歳以上、男性、年齢調整済み)(下位10位)
もっとも喫煙率が高いのは群馬県で37.3%。次いで福井県の36.6%、北海道の35.9%が続く。上記では「地域別傾向は無い」としたが、上位陣のラインアップを見ると、多少ながらも東日本から北日本に上位陣が多い感はある。
他方下位陣では滋賀県の20.6%がもっとも低く、次いで奈良県の22.0%、大分県の25.3%、兵庫県の25.8%と続く。下位層は多少ながらも西日本地域が多いように見える。
最上位と最下位との差には17%ポイント近い差があり、その差異の大きさには驚かされる。各地域ではそれぞれ自治体を中心に各方面で禁煙活動を実施しているが、これだけの差が出てしまっているのは否定できない。
繰り返しになるが、女性の地域別喫煙動向は調査をしているものの統計上有効な値とならずに未公開のため、その実情は把握できない(調査対象母体数を現在の数倍に増やせば有効値を計上できるはずだが、その分予算や時間もかかるため、現実的な話ではない)。各種資料では女性の喫煙傾向は男性とは異なるとの結果が出ている。果たして地域別でも差異がみられるのか否か、気になるところではあるのだが。
■関連記事:
【「たばこ止めたいですか」喫煙者に聞きました(2017年)(最新)】
【若者の喫煙離れ、毎日吸う人も1日1箱が上限…年齢階層別喫煙動向(JT発表)(最新)】
【都道府県別喫煙率(国民生活基礎調査)(最新)】
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ともあれ、すべての都道府県を網羅した、成人男性の喫煙率は次の通り。なお熊本県は2016年4月に発生した熊本地震の影響から、調査が行われていないために統計値も計上されていない。

↑ 現在習慣的に喫煙している者の割合(2016年、20歳以上、男性、年齢調整済み)
先行する「国民健康・栄養調査」に関する類似記事、野菜や塩分の摂取量ではそれなりに「パッと見」でも何らかの傾向を把握できるパターンはあったのだが、喫煙率では大雑把な地域別傾向は無いように見える。あえて言えば東京圏と大阪圏で他の場所よりもやや低めに見えるかも、という程度。

↑ 現在習慣的に喫煙している者の割合(2016年、20歳以上、男性、年齢調整済み)(上位10位)

↑ 現在習慣的に喫煙している者の割合(2016年、20歳以上、男性、年齢調整済み)(下位10位)
もっとも喫煙率が高いのは群馬県で37.3%。次いで福井県の36.6%、北海道の35.9%が続く。上記では「地域別傾向は無い」としたが、上位陣のラインアップを見ると、多少ながらも東日本から北日本に上位陣が多い感はある。
他方下位陣では滋賀県の20.6%がもっとも低く、次いで奈良県の22.0%、大分県の25.3%、兵庫県の25.8%と続く。下位層は多少ながらも西日本地域が多いように見える。
最上位と最下位との差には17%ポイント近い差があり、その差異の大きさには驚かされる。各地域ではそれぞれ自治体を中心に各方面で禁煙活動を実施しているが、これだけの差が出てしまっているのは否定できない。
繰り返しになるが、女性の地域別喫煙動向は調査をしているものの統計上有効な値とならずに未公開のため、その実情は把握できない(調査対象母体数を現在の数倍に増やせば有効値を計上できるはずだが、その分予算や時間もかかるため、現実的な話ではない)。各種資料では女性の喫煙傾向は男性とは異なるとの結果が出ている。果たして地域別でも差異がみられるのか否か、気になるところではあるのだが。
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