
基本は歯ブラシと歯磨き粉
今調査は2015年5月22日から27日にかけて10代から60代の男女に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1200件。男女比、10歳区切りの世代構成比は均等割り当て。
先行する別途記事の通り、今調査対象母集団ではほぼすべての人が少なくとも1日1回以上は歯をみがくと答えている。

↑ 1日に何回歯を磨くか(2015年)(再録)
それではその歯みがきの際、どのような機材や消耗品が用いられているだろうか。複数回答で尋ねた結果が次のグラフ。

↑ 歯をみがく時に使っているもの(2015年)(複数回答、1日1回以上歯をみがく人限定)
最多回答は歯ブラシで約9割。ところがその歯ブラシとペアになるはずの歯みがき粉は4割強でしかない。同様の使い方をする液体歯磨きは約3%でしかなく、多くの人が歯ブラシだけで、歯磨き粉の類を使わずに歯をみがいていることが分かる。
一方、電動歯ブラシは13.6%、超音波歯ブラシは3.0%。電動歯ブラシはもう少し普及しているイメージがあったが、今なお1/7程度でしかない。他方補助的に使われることが多い機材の中では歯間ブラシがもっとも多く14.5%、次いでデンタルブロスが12.6%と続く。
男女別では電動歯ブラシを除けば、大よそ女性の方が回答率が高い。デンタルケアに女性の方が熱心であることがうかがえる。
歯ブラシの交換タイミングは?
歯みがきの際にもっとも使われている歯ブラシ。他人の歯みがきの様子を常時モニタリングする機会などなく、また直接質問することも無いであろうから、自分以外の人がどの位の頻度で歯ブラシを交換しているかなど、知る由も無い。次に示すのは、その交換頻度を尋ねた結果。

↑ 歯ブラシの交換頻度(歯ブラシ利用者限定)(2015年)
月一以内で交換する人は4割近く、2か月までに仕切り直すと6割強。3か月に1回以上では8割強となる。実際には使っている歯ブラシの耐久度、歯みがきの頻度、みがき方の強弱などにより、臨機応変に変更する必要がある。【ライオンのQ&Aコーナー「ハブラシの交換の目安を教えてください」】によれば、歯ブラシを裏側から見て毛が広がって見えたり、弾力性が落ちてきたら変え時とのこと。さらに一般論として月1ペースを推奨している。大体月はじめを目安に、洗面所周りの中規模な掃除を兼ねて、交換するのが良いだろう。
男女別では女性の方が交換頻度が高い。上記にある通り女性は男性よりも歯のケアに注力していることから、歯ブラシの使い勝手にも気を付けているのだろう。
「歯ブラシの耐久度」との表現を使ったが、実際安物の歯ブラシを使うとすぐに毛がボロボロになる(経験則)。さらに毛そのものが抜ける場合もあり、リスクは高くなる。どの道交換しても月1度位の出費で済むのだから、歯ブラシには良い物を選ぶことをお薦めする。
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