
今調査は2015年1月27日から28日にかけてインターネット経由で20代から40代の会社員・公務員男女に対して行われたもので、有効回答数は1035件。男女比・世代構成比などは非公開。
先行記事【やっぱり強いテレビと新聞、ネット利用者でも情報取得のために毎日見てる人は9割以上】で解説の通り、今調査対象母集団ではニュースの取得媒体としてテレビを使う人が9割を超え、次いでネット、紙媒体としての新聞、自治体の広報誌などが続いている。また利用者における利用頻度でもテレビニュースは圧倒的に高頻度で用いられている。

↑ メディア接触率(頻度を問わず接触している割合)(再録)

↑ メディア接触率(1日1回以上の接触率)(各メディア利用者限定)(再録)
これらは日常生活における利用状況。それでは非日常時、緊急時ともいえる地震をはじめとした各種災害発生時にはどのような情報源を災害そのものや防災情報の取得元として注目=利用するつもりでいるだろうか。そして、それらの中でも一番最初に情報を求めるのはどのメディアだろうか。

↑ 地震・災害発生時に注目している災害・防災情報源(複数回答)/その中で一番初めに情報を求めるもの
やはりテレビの威力は圧倒的で、利用するつもりの人は9割近く、さらにまず最初に利用する人は(テレビを使う人のうち)6割強。つまり調査対象母集団全体では55%もの人が、地震などの災害でニュースを取得する際、まず最初にテレビをつけてチェックすると答えている。今調査がインターネット経由で行われている事を合わせて考えると、改めてテレビの圧倒的なメディア力には驚かされる。
インターネット経由のニュースを用いる人は6割強。ただし最初に使う人は2割に留まっている。調査対象母集団全体比では13%強となり、テレビの1/4ほどに留まる。瞬時に起動できることや正しい情報の取得・精査に時間がかかることを考えると、やはり現在ではテレビの方が優れているとの判断が示されているのだろう。
先の震災で大いにその威力を発揮することになったラジオは26.5%が利用するとし、まず最初に使う人はそのうち6.1%。調査対象母集団全体比では2%足らず。利用率そのものは高いが、第一に使う事例はさほど多くない。
新聞や雑誌などのような遅滞系メディアが「一番初めに使う」と回答されることが少ないのは、その特質から仕方のないところではあるが、それでも新聞の場合は1.1%の人が最初に情報を求めるとしている。
興味深いのは口コミ系の経路がデジタル・穴ロゴを問わずさほど用いられていないこと。友人・知人ですら15.1%、ソーシャルメディアは11.1%、ニュースアプリでは6.7%、個人ブログ・掲示板では3.5%に留まっている。また「一番初め」の回答率も押し並べて低い。最初に掲載した普段用いているメディア接触率と比較した場合の下げ方が著しいのも特徴的。あるいは先の震災で、緊急事態時における口コミ情報の正しさを判断することの難しさを実体験で学んだ結果が表れているのかもしれない。
■関連記事:
【震災直後に決意した防災対策、どれだけ実践した?】
【テレビが一番、続いて新聞…防災情報、どこから手に入れる? 今後何を重視したい?】
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やはりテレビの威力は圧倒的で、利用するつもりの人は9割近く、さらにまず最初に利用する人は(テレビを使う人のうち)6割強。つまり調査対象母集団全体では55%もの人が、地震などの災害でニュースを取得する際、まず最初にテレビをつけてチェックすると答えている。今調査がインターネット経由で行われている事を合わせて考えると、改めてテレビの圧倒的なメディア力には驚かされる。
インターネット経由のニュースを用いる人は6割強。ただし最初に使う人は2割に留まっている。調査対象母集団全体比では13%強となり、テレビの1/4ほどに留まる。瞬時に起動できることや正しい情報の取得・精査に時間がかかることを考えると、やはり現在ではテレビの方が優れているとの判断が示されているのだろう。
先の震災で大いにその威力を発揮することになったラジオは26.5%が利用するとし、まず最初に使う人はそのうち6.1%。調査対象母集団全体比では2%足らず。利用率そのものは高いが、第一に使う事例はさほど多くない。
新聞や雑誌などのような遅滞系メディアが「一番初めに使う」と回答されることが少ないのは、その特質から仕方のないところではあるが、それでも新聞の場合は1.1%の人が最初に情報を求めるとしている。
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