
「令和元年国民健康・栄養調査」の結果による野菜類の平均値はすでに【増える肉類、減る魚介類、そして野菜はどうだろう?…魚介類・肉類の摂取量】で記した通り、全体で269.8グラムとなっている。なお今件の野菜類とは緑黄色野菜や葉物、淡色野菜、さらには野菜ジュースや漬物も含まれる。果実類やいも類は含まれない。

↑ 野菜類の摂取量の平均値(男女計、年齢階層別、グラム/日)(2009年、2019年)(再録)
それでは地域別で野菜類の摂取量に違いは生じているのだろうか。その実情を確認した結果が次のグラフ。なお「関東I」とは埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、「関東II」は茨城県、栃木県、群馬県、山梨県、長野県、「近畿I」は京都府、大阪府、兵庫県、「近畿II」は奈良県、和歌山県、滋賀県、「北九州」は福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、「南九州」は熊本県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県が該当する。また、平均値は単純に各回答者の値を足して回答者数で割ったもの、中央値は回答者を回答値の順に並べて人数の上で半数の場所にいる人の回答値を示したものである。

↑ 野菜類摂取量(1歳以上、1日あたり、地域別、グラム)(2019年)
全国平均摂取量は269.8グラム、中央値は239.0グラム。平均値、中央値ともに最高値を示したのは北陸だが、これは前回年の2017年の結果と同じ傾向であり、単なるイレギュラー的なものではないようだ。先行する記事【食塩摂取量がもっとも多いのはどの地域の人だろうか】で解説した食塩の摂取量動向と同じであり、興味深い結果ではある。
他方最少値は平均値では近畿II、中央値も近畿II。近畿の人は野菜をあまり摂らない傾向があるのだろうか。
低めの値が出ているのは近畿以外では北海道、東海、中国、九州。このうち北海道や近畿(I)、中国では野菜類に限らず、食品群そのものの摂取量が少ない結果が出ている。

↑ 食品摂取量(1歳以上、1日あたり、地域別、グラム)(2019年)
平均的なエネルギー摂取量に大きな違いは確認できないので、それぞれの地域ならではの食生活の事情が結果として表れているのかもしれない。
■関連記事:
【野菜をもっとも食べるのは何県の人? 一番食べないのは!? (2014年)(最新)】
【ナトリウム 塩分量との関係を 正しく知ってる 人は5%】
【チャーハン・ラーメン・八宝菜……塩分が一番多いのは!?】

↑ 野菜類の摂取量の平均値(男女計、年齢階層別、グラム/日)(2009年、2019年)(再録)
それでは地域別で野菜類の摂取量に違いは生じているのだろうか。その実情を確認した結果が次のグラフ。なお「関東I」とは埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、「関東II」は茨城県、栃木県、群馬県、山梨県、長野県、「近畿I」は京都府、大阪府、兵庫県、「近畿II」は奈良県、和歌山県、滋賀県、「北九州」は福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、「南九州」は熊本県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県が該当する。また、平均値は単純に各回答者の値を足して回答者数で割ったもの、中央値は回答者を回答値の順に並べて人数の上で半数の場所にいる人の回答値を示したものである。

↑ 野菜類摂取量(1歳以上、1日あたり、地域別、グラム)(2019年)
全国平均摂取量は269.8グラム、中央値は239.0グラム。平均値、中央値ともに最高値を示したのは北陸だが、これは前回年の2017年の結果と同じ傾向であり、単なるイレギュラー的なものではないようだ。先行する記事【食塩摂取量がもっとも多いのはどの地域の人だろうか】で解説した食塩の摂取量動向と同じであり、興味深い結果ではある。
他方最少値は平均値では近畿II、中央値も近畿II。近畿の人は野菜をあまり摂らない傾向があるのだろうか。
低めの値が出ているのは近畿以外では北海道、東海、中国、九州。このうち北海道や近畿(I)、中国では野菜類に限らず、食品群そのものの摂取量が少ない結果が出ている。

↑ 食品摂取量(1歳以上、1日あたり、地域別、グラム)(2019年)
平均的なエネルギー摂取量に大きな違いは確認できないので、それぞれの地域ならではの食生活の事情が結果として表れているのかもしれない。
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