マスクイメージ【ウェザーニューズ(4825)】は2009年2月25日、花粉症に対する調査結果を発表した。それによると、花粉症対策に「マスクを用いている」と回答した人がもっとも多いのは茨城県であることが明らかになった。以下、神奈川県や千葉県など関東地区ではマスクを用いる人が多いことが分かる。一方で「薬を服用する」という回答は鳥取県がもっとも多く、次いで青森県、富山県などとなっており、こちらには規則性が見られないようだ(【発表リリース】)。




今調査は2009年2月14日から15日間、同社の携帯電話サイトにて行われたもので、有効回答数は24781人。男女比は34.8対65.2。年齢階層比は未公開。

そろそろ花粉症がツラくなり始める時期だが、その対策には人それぞれに多種多様なものがある。その際たるものとして、まず最初に頭に思い浮かぶであろう「マスク」「お薬」について、この方策を用いているか否かを尋ねたところ、「マスク」では茨城県の人が、「お薬」では鳥取県の人がもっとも多く同意を示していた。

あなたがしている花粉症対策(それぞれ上位五位)
あなたがしている花粉症対策(それぞれ上位五位)

「花粉症対策にはまずマスク」と考えている人は茨城県で約6割。次いで神奈川県・千葉県などと続くが、上位は奇遇にもいずれも関東圏の県であることが分かる。マスクに対する抵抗感が関東の方が薄いのだろうか。一方で「薬の服用」は鳥取県がもっとも多く、次いで青森県、やや下げて富山県・高知県などと続く。こちらは法則性は見られないように見える。

さらに興味深いのはその他の方策。同調査では「目薬」「食べ物」「飲み物」についても調査をしているが、そのいずれもにおいても秋田県が他の県を引き離し最上位に来ている。

あなたがしている花粉症対策(それぞれ上位五位)
あなたがしている花粉症対策(それぞれ上位五位)

これらの値は回答者数の絶対値ではなく、各県における回答者数に対する同意票の割合なので「たまたま秋田県の調査参加者が多かった」ということは考え難い。マスクや薬の服用はともかく、目薬や飲食品では秋田県の人たちは重点的に対策を打たねばならないほど、花粉症の症状がひどくなる環境におかれているのだろうか。

秋田県は「杉のエリート」とまで言われいる秋田杉の名産地ではある。あるいはそれが、秋田県の人をして(スギ花粉による)花粉症の症状への対策の敏感さを生み出しているのかもしれない。




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