お金イメージ【ウェザーニューズ(4825)】は2009年2月25日、花粉症に対する調査結果を発表した。それによると、花粉症対策にかける月額費用がもっとも多いのは青森県で、平均2380円に達していることが明らかになった。一方もっとも額が低いのは秋田県で、こちらは1091円となり、最高額の青森県と比べて半分以下にとどまっていることも判明した。県によって花粉症の対策予算には大きな違いがみられるようだ(【発表リリース】)。




今調査は2009年2月14日から15日間、同社の携帯電話サイトにて行われたもので、有効回答数は24781人。男女比は34.8対65.2。年齢階層比は未公開。

花粉症対策にはマスクや薬、目薬や飲食品など色々な道具の利用が考えられる。それらの多くは対策グッズとしてこの時期に店頭をにぎわし、おサイフの中身を軽くさせてしまう。それでは実際に、各県で平均的に毎月どれくらいの額を花粉症対策に費やしているのだろうか。もっとも多くの額を示したのは青森県で、実に平均2380円も一か月当たり費やしているという結果が出た。

花粉症対策にかける金額(上位・下位五位ずつ)
花粉症対策にかける金額(上位・下位五位ずつ)

上位五位はいずれも2000円超えを見せている一方、下位五位は1000円台。最下位の秋田県にいたっては約1000円でしかない。

対花粉症コストは
青森1番、秋田は最下位。
しかし両県とも
対花粉症利用品目ランキングでは
上位に連なっている。
興味深いのは最上位の青森県と最下位の秋田県の立ち位置。直前の記事「花粉症 マスクで対策 関東圏 薬を服用 鳥取青森」にもあるが、花粉症対策の利用アイテムで秋田県は「目薬」「食べ物」「飲み物」でトップ、青森県は「お薬」で2位・「食べ物」で2位・「飲み物」で3位と、両県とも上位につく項目が多い。にも関わらず月あたりの費用は「もっとも使う県」「もっとも使わない県」に分かれてしまっている。

この現象の原因は今調査結果からだけでは分からない。秋田県の人たちは花粉にもあまりに慣れてしまっているため節約する方法を心得ているのだろうか(そういえば秋田県は「マスク」「お薬」の項目では上位に来ていない)。不思議なお話ではある。




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