マスクイメージマイボイスコムは2009年2月23日、花粉症に関する調査結果を発表した。それによると、花粉症対策にマスクを利用している人が、そのマスクを選ぶ際にもっとも重視している点は「価格」であることが明らかになった。利用スタイルとしては「使い捨て」が圧倒的に多いため、費用削減が重要課題であるようだ(【発表リリース】)。




今調査は2009年2月1日から5日までの間に行われ、有効回答数は1万5206人。男女比は46対54で、年齢階層比は30代37%・40代30%・50代以上18%など。

【もっとも効果を感じた花粉症対策、それはずばり……】にもあるように、「もっとも効果を感じた対花粉症アイテム」は医者の処方薬で、マスクと回答した人はその半分程度でしか無い。しかしその手軽さから、「よく利用するアイテム・対処法」はマスクがもっとも多いという回答結果が出ている。

花粉症対策としてよく利用するアイテム・対処法は?
花粉症対策としてよく利用するアイテム・対処法は?

それでは効用はともかく、もっとも多くの機会で使われているマスクは、どのような基準で選定されているのか。3つまでの複数回答で尋ねたところ、もっとも多い回答は「価格」で6割近くの人が同意の票を投じている。

マスクを購入する際の重視点(3つまでの複数回答)
マスクを購入する際の重視点(3つまでの複数回答)

マスクの使われ方に注目して回答結果を見ると、「洗うなどして繰り返し使える」が5.8%しかないのに対し、「使い捨てである」が40.7%。多くの人が「マスクは使い捨て」のスタイルで利用していることが分かる。これが「マスクの選択基準は価格第一」という人が多い最大の理由だろう。使い捨てのマスクの価格が高いと、対花粉症費はいくらあっても足りなくなるからだ(花粉症で1つ数千円のマスクを使い捨てする情景を、想像できるだろうか?)。

意外に忘れがちなのが「長時間装着しても耳が痛くならない」。マスクはその構造上、どうしても耳にゴムなどを引っ掛けて口・鼻部分に固定する必要があるため、長時間の利用は耳の付け根に負担をかけることになる。利用者の切実な想いが26.8%の回答に秘められているのだろう。同様に「眼鏡がくもらない」も利用者が体感してみないとなかなか分からないチェックポイントといえる。



マスクイメージ最近では100均ショップでも、8-10枚セットで対花粉症マスクが手に入るようになった。個々の性能差(と個人個人との相性)もあり、どの程度の効用があるのかは実際に試してみないと分からない場合が多いが、「使い捨て」の利用スタイルをとり、「価格」を重視している人にとっては、嬉しいお話といえる。

マスクそのものはそう簡単に老朽化することはない。お気に入り・自分に合った種類のマスクを見つけることが出来たら、1季節で利用する分をまとめて購入しておくのもありかもしれない。




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